不動穀(読み)フドウコク

デジタル大辞泉 「不動穀」の意味・読み・例文・類語

ふどう‐こく【不動穀】

奈良・平安初期、非常の場合に備えて不動倉に貯蔵された穀類

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不動穀」の意味・読み・例文・類語

ふどう‐こく【不動穀】

〘名〙 奈良・平安時代諸国で非常用に備蓄された穀物。和銅元年(七〇八)、国の大税をさいて不動倉に納め、これを非常用備蓄としたことに始まる。官裁を経ないでこれを消費することは許されなかった。不動。
三代格‐八・貞観八年(866)一二月八日「応禁制輙開用不動穀事」

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