不堪佃田の奏(読み)フカンデンデンノソウ

デジタル大辞泉 「不堪佃田の奏」の意味・読み・例文・類語

ふかんでんでん‐の‐そう【不堪×佃田の奏】

平安時代、毎年9月7日に国司から太政官報告のあった不堪佃田の田数とその租税減免とを大臣以下が議定して奏聞した公事。不堪田の奏。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「不堪佃田の奏」の意味・読み・例文・類語

ふかんでんでん【不堪佃田】 の 奏(そう)

平安時代、毎年九月七日に国司から太政官に奉った不堪佃田の申し文を大臣以下が議定して奏聞する公事。荒奏(国司の奉った不堪佃田の申し文を奏すること)と和奏当年の申し文を旧年に比較して議定して後に奏すること)とがある。不堪田奏。不堪田の奏。《季・秋》

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android