不忠(読み)ふちゅう

精選版 日本国語大辞典 「不忠」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ちゅう【不忠】

〘名〙 (形動) 忠義でないこと。国家主君まごころを尽くさないこと。臣の道にそむくこと。主人主家にそむいたり、不利益になることを行なったりすること。また、そのさま。不臣。
性霊集‐一(835頃)喜雨歌「身与口心、行十悪、不忠不孝、罪業繁」
福翁自伝(1899)〈福沢諭吉雑記「此孝行者に此不忠(フチウ)を犯す筈はない」 〔戦国策‐楚策〕

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デジタル大辞泉 「不忠」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ちゅう【不忠】

[名・形動]忠義でないこと。また、そのさま。「不忠な(の)臣」「不忠な(の)行為

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普及版 字通 「不忠」の読み・字形・画数・意味

【不忠】ふちゆう

不臣。

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