不意(読み)ふい

精選版 日本国語大辞典 「不意」の意味・読み・例文・類語

ふ‐い【不意】

〘名〙 (形動)
① 思いがけないこと。意外であること。また、そのさま。突然。だしぬけ。
※宇津保(970‐999頃)嵯峨院「その日ふいに人にさわがれ奉りき」 〔孫子‐始計〕
② うっかりしていること。また、そのさま。不覚。
今昔(1120頃か)五「山峻くして不意に踏みすべりて倒ぬ」

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デジタル大辞泉 「不意」の意味・読み・例文・類語

ふ‐い【不意】

[名・形動]思いがけないこと。突然であること。また、そのさま。だしぬけ。「不意の出来事」「不意に現れる」
突然[用法]
[類語]ひょっこり打ち付けぶっつけいきなり出し抜けやにわににわか突然急遽きゅうきょ唐突短兵急忽然俄然突如ふとふいとふっとついとつとひょいはた時ならずたちま卒然やぶから棒寝耳に水突発的発作的反射的青天の霹靂へきれきはしなくもゆくりなくあいにく折あしく折もあろうにはしなく思わず思わず知らずうっかり知らず知らず無意識ひょっと覚えず我知らず何気無しついついつい我にもなくうかうかうかと不覚不用意ひょっと思いがけず図らずも図らず無意識的鈍感鈍いうかつ無自覚無感覚無責任無神経不注意散漫ぬかり手落ち手抜かりそつ手抜き遺漏疎漏抜かるうかうかノーマーク潜在意識無意予想外意想外ひょんな思いも寄らない

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普及版 字通 「不意」の読み・字形・画数・意味

【不意】ふい

だしぬけ。

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