不知・不智(読み)ふち

精選版 日本国語大辞典 「不知・不智」の意味・読み・例文・類語

ふ‐ち【不知・不智】

〘名〙 (形動)
① 知らないこと。知っていないこと。また、そのさま。
正法眼蔵(1231‐53)谿声山色「恁麽時の而今は、吾も不知なり、誰も不識なり」
知恵がないこと。思慮がないこと。愚かであること。また、そのさま。
※文明本節用集(室町中)「一言以為不智(フチ)〔子張篇〕」 〔春秋左伝‐襄公三年〕
仏語真理を覆う煩悩としての無知。無明のこと。
日葡辞書(1603‐04)「Fuchi(フチ) フカク」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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