不知火光右衛門(読み)シラヌイコウエモン

デジタル大辞泉 「不知火光右衛門」の意味・読み・例文・類語

しらぬい‐こうえもん〔しらぬひクワウヱモン〕【不知火光右衛門】

[1825~1879]幕末力士。第11代横綱肥後ひごの人。本名原野峰松。師である第8代横綱不知火諾右衛門だくえもんと、横綱の土俵入りの型である不知火型を考案した。→第10代横綱雲竜 →第12代横綱陣幕

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「不知火光右衛門」の解説

不知火光右衛門 しらぬい-みつえもん

1825-1879 幕末-明治時代の力士。
文政8年3月3日生まれ。江戸にでて不知火諾右衛門(一説境川浪右衛門)に入門し,安政3年入幕。肥後細川侯のお抱えとなり,2代不知火を襲名。文久3年11代横綱。引退後は大阪の相撲頭取となった。明治12年2月24日死去。55歳。肥後(熊本県)出身。姓は原野。名は峰松。

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世界大百科事典(旧版)内の不知火光右衛門の言及

【不知火諾右衛門】より

…176cm,132kgの体格で,43歳で引退。帰坂し2年間土俵入りだけ務めていたが,師の跡目湊部屋を相続し,弟子から11代横綱不知火光右衛門が出ている。【池田 雅雄】。…

※「不知火光右衛門」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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