不道(読み)ふどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「不道」の意味・わかりやすい解説

不道
ふどう

八虐の第5。律の用語。一家3人殺害・肢体切断の殺害,毒物製造所持,呪術行為,伯叔父・姑 (こ。伯叔母) ・兄姉・外祖父母・夫・夫の父母に対する暴行告訴殺人予備,4等親以内の尊属・その妻の殺害などが,この罪に該当唐律の「不睦」を含む。

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普及版 字通 「不道」の読み・字形・画数・意味

【不道】ふどう

無道

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世界大百科事典(旧版)内の不道の言及

【八虐】より

…律の条文のうち,主として儒教的見地から道徳上の教えに違反する罪を集めて,それを謀反(むへん)(反をはかる),謀大逆(大逆をはかる),謀叛(むほん)(叛をはかる),悪逆,不道,大不敬,不孝,不義の8項目に分類し(表参照),それに特別な法的効果を付与した規定。したがって八虐に当たる罪に対する刑罰がすべて重いとは限らない。…

※「不道」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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