不類(読み)ふるい

精選版 日本国語大辞典 「不類」の意味・読み・例文・類語

ふ‐るい【不類】

〘名〙
① (形動) よくないこと。不善であること。また、そのさま。
※両足院本毛詩抄(1535頃)八「四国の礼を破たは我物ぢゃほどに不類なやうなれども、天子の定めた礼義ぢゃほどにちゃうどあうたぞ」
② 他に類例がないこと。
随筆独寝(1724頃)上「昔より友のわかれもふるいふでうの事なれども」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

普及版 字通 「不類」の読み・字形・画数・意味

【不類】ふるい

類しない。よくない。〔詩、大雅、瞻不弔(不淑)不にして 威儀(よ)からず 人の云(ここ)にぶる 國殄(ことごと)く瘁(た)ゆ

字通「不」の項目を見る

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android