丐戸(読み)かいこ

普及版 字通 「丐戸」の読み・字形・画数・意味

【丐戸】かいこ

・浙江方面の賤民。〔野獲編、風俗浙東に丐といふり。俗に大と名づく。其の人、丐に非ず。亦た必ずしもに非ざるなり。

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出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

世界大百科事典(旧版)内の丐戸の言及

【賤民】より

… この種の賤民には,賤役に従事するゆえに賤視されるものと,歴史的理由によって良民と区別されるものとがある。前者には娼妓,俳優,隷卒(役所にあって特定の賤役に従事する者),六色(冠婚葬祭の雑役に従事する者),理髪師などが,後者には楽戸,堕民(だみん),九姓漁戸,蛋(蜑)民(たんみん),寮民,棚民,丐戸(かいこ),伴当,世僕などが属する。楽戸は音曲歌舞を業とし,河北,山西,陝西に居住する。…

※「丐戸」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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