世の性(読み)よのさが

精選版 日本国語大辞典 「世の性」の意味・読み・例文・類語

よ【世】 の 性(さが)

世の中の習い世間の常のこと。世の事。
源氏(1001‐14頃)葵「後れ先立つほどの、定めなさは、世のさがと、見給へ知りながら、さしあたりておぼえ侍る心まどひは、たぐひあるまじきわざとなん」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「世の性」の意味・読み・例文・類語

よ‐の‐さが【世の性】

世の常のこと。世間のならい。
「おくれ先だつほどの定めなさは―と見給へ知りながら」〈・葵〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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