世界境域誌(読み)せかいきょういきし(英語表記)Ḥudūd al-`Ālam

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「世界境域誌」の意味・わかりやすい解説

世界境域誌
せかいきょういきし
Ḥudūd al-`Ālam

イラン中世の地理書著者不明。 982/3年に編纂された近世ペルシア語による最初の世界地理。その記述範囲は東は中国から西はスペインまで,北はロシアおよび北・中央アジアのトルコ系諸族から南はインド,アビシニアまで及び,非イスラム世界により多くの記述があてられているのが大きな特徴

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android