世間気(読み)せけんぎ

精選版 日本国語大辞典 「世間気」の意味・読み・例文・類語

せけん‐ぎ【世間気】

〘名〙 みえをはり、外聞を気にすること。世間体を飾る虚栄心
浮世草子好色二代男(1684)二「念仏講中間に酒屋両替屋の有を近き一門に申なして、爰に来ての世間気(セケンキ)皆これなり」

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デジタル大辞泉 「世間気」の意味・読み・例文・類語

せけん‐ぎ【世間気】

見えをはり、外聞を気にすること。世間体せけんていを繕う心。
「兼ねて用心せよと、―のかしこき人の言ひしらせける」〈浮・織留・六〉

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