両為(読み)リョウダメ

デジタル大辞泉 「両為」の意味・読み・例文・類語

りょう‐だめ〔リヤウ‐〕【両為】

両方のためや利益になること。
「お前さんも人に憎まれず私の方でも大助かり、ほんに―で御座んす」〈一葉・わかれ道〉

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「両為」の意味・読み・例文・類語

りょう‐だめ リャウ‥【両為】

〘名〙 両方のためになること。双方の利益になること。
浮世草子傾城色三味線(1701)京「此心で太夫にあはふよりは、下帯のふるきに遠慮なく、めんめんの女房に、思ひ出さして慰(なぐさむ)が両為也」

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