精選版 日本国語大辞典 「両面」の意味・読み・例文・類語
りょう‐めん リャウ‥【両面】
〘名〙
※催馬楽(7C後‐8C)大芹「犀角の賽 平賽、頭賽、両面 かすめ浮けたる 切りとほし 金はめ盤木」 〔王建‐新修道居詩〕
③ 表と裏とに模様を織り出した布。
※古今著聞集(1254)八「けんもさの両面の水干に、袖にむばらこきに雀のゐたるをぞ縫ひたりける」
④ 表と裏とを同じ布で仕立てた着物。
※俳諧・伊勢正直集(1662)六「両面につくるや袖のうら千鳥〈武晴〉」
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