中っ腹(読み)チュウッパラ

デジタル大辞泉 「中っ腹」の意味・読み・例文・類語

ちゅうっ‐ぱら【中っ腹】

[名・形動]
怒りを発散できないで、むかむかしていること。また、そのさま。「中っ腹になる」
「―で、昌造も、思わず突慳貪つっけんどんな声を出していた」〈里見弴・安城家の兄弟
気みじかで威勢がよいこと。また、そのさま。
「―の中年増…真赤におこり出す」〈滑・浮世風呂・三〉
[類語]憤ろしい憤懣怒り腹立ち憤り怒気瞋恚しんい憤怒ふんど・ふんぬ鬱憤うっぷん義憤痛憤悲憤憤激憤慨ふんがい立腹激怒癇癪かんしゃく逆鱗げきりん腹立たしい業腹やけっ腹悲憤慷慨喧嘩早い喧嘩っぱや癇癖癇性ヒステリック虫気短気気短短慮せっかち性急気早気が短い気忙しい直情径行逆上高ぶるのぼせる激するかっとなるいきり立つはやり立つのぼせ上がる血迷う血走る怒りっぽい切れる瞬間湯沸かし器

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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