中国社会科学院(読み)ちゅうごくしゃかいかがくいん(英語表記)Zhōng guó shè huì kē xué yuàn

改訂新版 世界大百科事典 「中国社会科学院」の意味・わかりやすい解説

中国社会科学院 (ちゅうごくしゃかいかがくいん)
Zhōng guó shè huì kē xué yuàn

前身中国科学院哲学社会科学部(1955年に発足)。1977年より独立して中国社会科学院となる。90年の調整をへてその直属研究所は31あり,その学術刊行物は30余種,ほかに中国社会科学出版社,社科文献出版社,社科情報中心,中国社会科学院研究生院などを有し,スタッフは約5000人。さらに,北京上海天津,内モンゴル,遼寧吉林黒竜江陝西,青海,新疆湖北広西四川貴州などに各地方政府の指導する社会科学院があり,相互に独立しつつ協力関係を保っている。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の中国社会科学院の言及

【中華人民共和国】より

…〈自力更生〉は,中国独自の科学技術体系への方向性を示すものである。科学技術政策
[人文社会科学]
 この分野では,もとの中国科学院哲学社会科学部が1977年に分離独立した中国社会科学院,および全国の大学が研究活動の中心となる。中国社会科学院は,95年の調整をへて,現在31の直属研究所をもち,5000人のスタッフ(約30%の行政要員を含む)を擁する。…

※「中国社会科学院」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android