中山信徴(読み)なかやま のぶあき

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中山信徴」の解説

中山信徴 なかやま-のぶあき

1846-1917 幕末-明治時代の大名,華族
弘化(こうか)3年4月10日生まれ。常陸(ひたち)水戸藩付家老中山信守(のぶもり)の4男。兄信宝(のぶとみ)の養子となり,文久元年松岡城主となる。慶応4年松岡藩主中山家初代。2万5000石。同年松岡藩は手綱(たづな)藩とあらためられた。明治6年隠居。17年子の信実(のぶざね)が男爵をさずけられた。大正6年1月29日死去。72歳。通称弓次郎

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の中山信徴の言及

【中山氏】より

…水戸藩の付家老。家譜によれば宣化天皇の裔,姓は丹治,子孫は武蔵に住し,のち中山氏を称したという。信吉のとき徳川家康に仕え,1607年(慶長12)家康の命で十一男の頼房の守役(もりやく)となり,14年頼房が水戸藩主となると,付家老となって水戸領内で1万5000石の知行地を与えられた。14代信徴(のぶあき)のとき維新政府のもとで,1868年(明治1)1月,他の三家付家老とともに藩屛に列せられ,2万5000石の松岡藩として独立した。…

※「中山信徴」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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