中山昌樹(読み)なかやままさき

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中山昌樹」の意味・わかりやすい解説

中山昌樹
なかやままさき

[生]1886. 金沢
[没]1944. 東京
神学者,牧師。明治学院神学部卒業後,奉天,東京,京都伝道。 1922年母校高等学部部長。ダンテの『神曲』,カルバンの『基督教綱要』,アウグスチヌスの『神の国』などを訳した。

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世界大百科事典(旧版)内の中山昌樹の言及

【ダンテ】より

…《神曲》の翻訳としては,文章表現と文体に問題は残るが,最も原文に忠実で正確なものとして,山川丙三郎訳を挙げねばならない(1984年現在)。また,みずからキリスト者として翻訳にたずさわったもの(山川丙三郎,中山昌樹ら)が多いなかにあって,寿岳文章訳は仏教者の心構えからダンテの詩的世界を日本の読者に知らしめようとしている。なお,一般の読者に最も接近しやすい版には平川祐弘訳がある。…

※「中山昌樹」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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