中島飛行機[株](読み)なかじまひこうき

百科事典マイペディア 「中島飛行機[株]」の意味・わかりやすい解説

中島飛行機[株]【なかじまひこうき】

中島知久平が1917年設立した日本初の民間航空機会社。軍の強力な保護を受け日中戦争以後飛躍的に発展下請企業など多数を子会社化し機械工業コンツェルンを形成した。1945年軍需省第一軍需工廠として国営化,敗戦で返還され富士産業と改称したが,財閥解体指令により12社に分割された。のちの富士重工業はこのうち5社が合併したもの。中島飛行機の開発した機種では戦闘機〉,発動機〈栄〉(ゼロ戦などに搭載)などが著名。
→関連項目糸川英夫

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android