中村蘭台(2代)(読み)なかむら らんたい

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「中村蘭台(2代)」の解説

中村蘭台(2代) なかむら-らんたい

1892-1969 昭和時代の篆刻(てんこく)家。
明治25年10月11日生まれ。初代中村蘭台の子。父にまなび,父の死後独学で篆刻の近代様式をつくった。木印を得意とし,横山大観(たいかん),川合玉堂(ぎょくどう)などの落款(らっかん)を作製した。昭和36年「和光同塵(どうじん)」で篆刻家としてはじめて芸術院賞。昭和44年7月4日死去。76歳。東京出身。独協中学卒。本名は秋作。別号に石田,石廬。落款は蘭台秋。作品集に「蘭台印集」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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