中枢神経系興奮薬(読み)ちゅうすうしんけいけいこうふんやく

世界大百科事典(旧版)内の中枢神経系興奮薬の言及

【覚醒剤】より

…覚醒剤は俗称ないし法律用語であって,薬理学では中枢神経系興奮薬に入れる。日本の覚せい剤取締法ではアンフェタミン(商品名ベンゼドリン)とメトアンフェタミン(商品名ヒロポン,ペルビチン)とを指す。…

【興奮薬】より

…広義には身体の諸器官の機能および精神,感情の亢進をもたらす薬物の総称。狭義には中枢神経系を興奮させる薬物を指す。器官,神経系の機能亢進を意味する例として,心臓興奮薬,自律神経興奮薬,呼吸興奮薬などがあり,精神面の亢進を示す例として,催淫薬を興奮薬と称する場合などがあげられる。しかし,主体は脳各部位を興奮させる中枢神経興奮薬である。中枢神経興奮薬は薬理学的に次のように分類されている。(1)カフェイン類 チャの葉,コーヒーなどに含有されるカフェイン,テオフィリン,テオブロミンなどは化学構造も互いに類似し,共通の薬理作用を有する。…

※「中枢神経系興奮薬」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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