中白(読み)シロタ

デジタル大辞泉 「中白」の意味・読み・例文・類語

しろた【中白】

干し芋一部が白く硬くなり、品質が劣化すること。サツマイモ栽培時の水分不足や澱粉でんぷん蓄積不良が原因

ちゅう‐じろ【中白】

玄米を半ば白い程度にいた米。ちゅうはく。
白味噌赤味噌との中間の薄い茶色をした味噌
白砂糖赤砂糖との中間の薄い褐色をした砂糖

なか‐じろ【中白】

ワシ矢羽で、上下が黒く、中に白い切斑きりふのあるもの。

ちゅう‐はく【中白】

中等白米。ちゅうじろ。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「中白」の意味・読み・例文・類語

なか‐じろ【中白】

〘名〙
中央部分が白いこと。また、そのもの。
俳諧・新続犬筑波集(1660)一〇「みうらのるいぞひろく成ける 中しろのまくの上下つぎたして〈則常〉」
② 矢羽(やばね)一つ。上下の端が黒く、中央の白いもの。
※義貞記(15C頃か)「兵具事。上矢の鏑、竹の根を式とす、〈略〉羽は中白、一説には鴾の羽、一をば鵠の羽とも云へり」

ちゅう‐じろ【中白】

〘名〙
① 玄米をなかば白いくらいに搗いた米。上白(じょうはく)に次ぐもの。ちゅうはく。〔日葡辞書(1603‐04)〕
② 味噌の一種白みそと赤みその中間の、薄い茶色をしたもの。
滑稽本浮世風呂(1809‐13)三「中白(チウジロ)とは四方の味噌(おむし)でございますよ」
③ 砂糖の一種。白砂糖と赤砂糖との中間の、薄い赤色をしたもの。

ちゅう‐はく【中白】

〘名〙 中等の白米。ちゅうじろ。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android