中砥(読み)ナカト

デジタル大辞泉 「中砥」の意味・読み・例文・類語

なか‐と【中×砥】

粗研ぎと仕上げの間に使う、きめが中位砥石といし青砥白砥がある。ちゅうと。→粗砥あらと仕上げ

ちゅう‐ど【中×砥】

なかと(中砥)

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精選版 日本国語大辞典 「中砥」の意味・読み・例文・類語

なか‐と【中砥】

〘名〙 砥粒の大きさ、および硬さが中位の砥石荒砥で整えた切刃面を平滑にするために用いる。ちゅうど。〔版画技法(1927)〕

ちゅう‐ど【中砥】

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食器・調理器具がわかる辞典 「中砥」の解説

なかと【中砥】

荒砥(あらと)と仕上げ砥のあいだに使う砥石。荒砥で研いでさらに研ぐときに使う。荒砥よりも質が密できめが細かくてかたい。◇「ちゅうど」ともいう。

ちゅうど【中砥】

なかと。⇒なかと

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世界大百科事典(旧版)内の中砥の言及

【といし(砥石)】より

…場合によっては,砥粒と加工物との接触界面に化学反応が起こり,生じた微小反応部分が相対運動によって除去されて加工面が平滑になることもある。
[といしの種類]
 砥粒の大小やといしの硬さによって,荒砥,中砥,仕上げ砥に分けられ,普通この順に使用する。荒砥は,新しく使用する刃物などの形状を整えたり,摩耗のために形の変化した刃先を修正したりするためのもので,砥粒が粗くてといしの硬さの低いものが使われる。…

※「中砥」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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