中里太郎右衛門(13代)(読み)なかざと たろうえもん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus の解説

中里太郎右衛門(13代) なかざと-たろうえもん

1923-2009 昭和-平成時代の陶芸家。
大正12年5月31日生まれ。12代中里太郎右衛門の長男。弟に中里重利,中里隆。昭和26年陶彫「牛」で日展初入選,33年叩(たた)き壺「牛」で同特選。古唐津を研究し,叩きの技法を基本に独自の作風をきずく。44年唐津焼中里家13代をつぐ。59年「叩き唐津手付瓶」で芸術院賞。平成12年日本工匠会(日工会)会長。14年太郎右衛門の名を長男忠寛にゆずり,庵号の逢庵(ほうあん)を名のった。19年芸術院会員。平成21年3月12日死去。85歳。佐賀県出身。東京高等工芸(現千葉大)卒。本名は忠夫。著作に「唐津焼の研究」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android