中頓別町(読み)なかとんべつちよう

日本歴史地名大系 「中頓別町」の解説

中頓別町
なかとんべつちよう

面積:三九八・五五平方キロ

昭和二四年(一九四九)中頓別村が町制を施行して成立した枝幸えさし郡の町。宗谷支庁の南東部に位置し、北は浜頓別はまとんべつ町、南は歌登うたのぼり町・上川支庁中川なかがわ音威子府おといねつぷ町、西は同郡中川町・留萌支庁天塩郡幌延ほろのべ町に接する。音威子府町から北上してきた国道二七五号が町を縦断して浜頓別町に抜ける。敏音知ぴんねしり岳を望む所にオートキャンプ場の施設を備えた道の駅「ピンネシリ」がある。町域の約七八・四六パーセントが山林、〇・一八パーセントが宅地(平成一三年度「宗谷の統計」)。明治二年(一八六九)八月北見国枝幸郡に属し、同年九月加賀金沢藩の支配地となった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「中頓別町」の意味・わかりやすい解説

中頓別〔町〕
なかとんべつ

北海道北部,頓別川の中流域にある町。 1949年町制。地名アイヌ語のトウウンベツ (沼から出る川の意) に由来。明治末期に砂金が発見され,1916年の鉄道開通後本格的な開拓が進んだ。頓別川河谷を中心に牧草地造成が進み,酪農が行われる。北部の旭台には中頓別鍾乳洞がある。国道 275号線が町域中央を縦断。面積 398.51km2人口 1637(2020)。

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