丸森町(読み)まるもりまち

日本歴史地名大系 「丸森町」の解説

丸森町
まるもりまち

面積:二七四・一八平方キロ

県最南端部にある伊具郡を形成する町。南は福島県相馬そうま市、東は北から亘理わたり山元やまもと町、福島県相馬郡新地しんち町・相馬市、北は角田かくだ市、西は北から白石しろいし市、福島県伊達だて梁川やながわ町・霊山りようぜん町に接する。町域の大部分山地で、北部を東流する阿武隈川阿武隈高地山中を流れて阿武隈ラインの景勝を形成し、うち川・雉子尾きじお川を合流して平地を形成し、北に流路を変える。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「丸森町」の意味・わかりやすい解説

丸森〔町〕
まるもり

宮城県最南端,阿武隈川の下流域にある町。福島県に接する。 1897年町制。 1954年金山町および大内小斎 (こさい) ,館矢間 (たてやま) ,大張 (おおはり) ,耕野 (こうや) ,筆甫 (ひっぽ) の6村と合体。中央部から南部は阿武隈山地の北部を占める山間地帯で,一部の阿武隈川流域は水田地帯。中心集落の丸森は角田盆地南部の谷口集落で,江戸時代には阿武隈川舟運の中継河港として繁栄した。古くから養蚕が行われ,金山地区は宮城県での近代製糸工場の発祥地。米作,野菜栽培のほか酪農,養蚕が盛ん。北東部の阿武隈川中流一帯は阿武隈渓谷県立自然公園に属する。阿武隈川沿いに阿武隈急行,国道 349号線が,北東部を国道 113号線が通る。面積 273.30km2。人口 1万2262(2020)。

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