丸都城(読み)がんとじょう(英語表記)Hwando-sǒng

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「丸都城」の意味・わかりやすい解説

丸都城
がんとじょう
Hwando-sǒng

朝鮮古代三国の一つ高句麗首都名。国内城ともいう。高句麗の首都は最初は佟佳江(とうかこう)流域の桓仁付近とされているが,山上王延優(在位 ?~226)の頃山上王13(209)年にアムロク(鴨緑)江中流域の通溝平野にある丸都城に移り,長寿王(在位 413~491)が南下して平壌に首都を移すまで約 200年間高句麗の首都であった。3世紀半ば頃,魏の毌丘倹のために一時落城したが,まもなく再建され高句麗の中心地となった。丸都城の地名比定は諸説あって一定しない。

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旺文社世界史事典 三訂版 「丸都城」の解説

丸都城
がんとじょう

高句麗の首都。➡ 輯安(集安)

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