世界大百科事典(旧版)内の久佐為奈岐の言及
【イノシシ(猪)】より
…本来の日本語ではその鳴声からヰといったらしく,その痕跡は方言からうかがうことができる。《和名抄》では猪を久佐為奈岐(くさいなぎ)とし,《今昔物語集》などもこの語を用いているが,それは京都の上流社会人が野猪と形態の類似したマミ(アナグマ)との区別を知らなかったからである。《本草綱目訳義》によればマミは京にいなかったとある。…
※「久佐為奈岐」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」