久居[市](読み)ひさい

百科事典マイペディア 「久居[市]」の意味・わかりやすい解説

久居[市]【ひさい】

三重県北部の旧市。1970年市制。伊勢平野中央部にあり,西部布引山地へ続く。中心の久居津藩の支藩藤堂氏の城下町から発達,近鉄名古屋線,伊勢自動車道が通じる。一志米産地で,酒造も行われる。地場産業にタオルと瓦の製造がある。1980年ごろから津市の近郊住宅地化が進み,アルミ産業を中心とする戸木工業団地も造成された。榊原(さかきばら)温泉がある。2006年1月安芸郡河芸町,芸濃町,安濃町,美里村,一志郡一志町,香良洲町,白山町,美杉村市へ編入。68.20km2。4万328人(2003)。

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