久比岐県立自然公園(読み)くびきけんりつしぜんこうえん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「久比岐県立自然公園」の意味・わかりやすい解説

久比岐県立自然公園
くびきけんりつしぜんこうえん

新潟県南西部,妙高山北方の大毛無山(1429m),重倉山(1029m),青田南葉山(949m)を中心とする山地と,上越市郷津から糸魚川市能生の海岸一帯を中心とする公園。面積 62.26km2。1959年指定。海岸部には海水浴場,釣り場が開け,特に上越市の谷浜は県内屈指の海水浴場。JR名立駅南には宝暦1(1751)年に地震でできた新第三紀層の地すべり跡「名立崩(なだちくずれ)」がある。糸魚川市の白山神社には聖観世音立像(国指定重要文化財)と松尾芭蕉句碑がある。上越市には上杉謙信居城春日山城跡(国指定史跡),山腹には謙信遺品を納める林泉寺がある。金谷山は日本のスキー発祥地として知られ,訪れる人々が多い。

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