乗手(読み)のりて

精選版 日本国語大辞典 「乗手」の意味・読み・例文・類語

のり‐て【乗手】

〘名〙
① 馬に乗る人。また、馬に巧みに乗る人。
太平記(14C後)二九「馬は小ひざを折てどうと卧す。乗手は朱に成て下立たり」
② 金を払って乗物に乗る人。乗客
狂言記薩摩守(1660)「今日はひなみもよう御ざるほどにさだめて、のりても御ざらふ」
囲碁相手注文にわざと乗っていく作戦。また、連珠では、注文に乗り規則違反の手を打ってしまうこと。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「乗手」の意味・読み・例文・類語

のり‐て【乗(り)手】

乗る人。乗客。「タクシー乗り手を待つ」
馬などに巧みに乗る人。「村いちばんの乗り手

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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