精選版 日本国語大辞典 「乗物」の意味・読み・例文・類語
のり‐もの【乗物】
〘名〙
※蜻蛉(974頃)上「のりものなきほどに、はひわたるほどなれば」
※浮世草子・傾城色三味線(1701)京「乗(ノリ)物の内より東山の春を詠やり給ふべし」
③ 棺桶を運ぶ駕籠。
※浮世草子・日本永代蔵(1688)四「其まま乗物(ノリモノ)にをし込、野墓に送りける折ふし」
④ 駕籠をかつぐ者。かごかき。
※歌舞伎・幼稚子敵討(1753)口明「一、侍、一、百姓、一、乗物」
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