乗除（読み）じょうじょ

精選版 日本国語大辞典

じょう‐じょ ‥ヂョ【乗除】

〘名〙

① 数を掛けることと割ること。掛け算と割り算。乗法と除法。

※寛永刊本蒙求抄（1529頃）八「乗除の沙汰をば一向云はぬぞ」

② ふやすことと減らすこと。満たすことと欠くこと。

※慎機論（1838）「嗚呼天下の理勢、乗除相成、物極れば則反し、盛極即衰」 〔韓愈‐三星行〕

出典　精選版 日本国語大辞典

デジタル大辞泉

じょう‐じょ〔‐ヂヨ〕【乗除】

［名］(スル)掛け算と割り算。乗法と除法。「加減乗除」「乗除して数値を出す」

出典　小学館

普及版 字通

【乗除】じようじよ（ぢよ）

かけ算と、わり算。〔三国志、呉、趙達伝〕曰く、～此の妙、頭乘尾除、一算の法、子にも相ひ語(つ)げず。然れども子(し)の篤好まざるを以て、今眞に以て相ひ授けんと。飮酒數行、(た)ちて素書兩卷を取る。

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出典　平凡社「普及版 字通」