九条稙通(読み)くじょうたねみち

精選版 日本国語大辞典 「九条稙通」の意味・読み・例文・類語

くじょう‐たねみち【九条稙通】

安土桃山時代公家歌人古典学者。関白、内大臣。尚経の子。号玖山。法名行空、のち恵空。古典、有職故実に通じ、母方三条西家学統を受けて源氏物語の註釈書「孟津抄」を著わす。ほか紀行文「嵯峨記」や「百人一首註」など。永正四~文祿三年(一五〇七‐九四

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「九条稙通」の解説

九条稙通 くじょう-たねみち

1507-1594 戦国-織豊時代の公卿(くぎょう),歌学者
永正(えいしょう)4年1月11日生まれ。九条尚経(ひさつね)の子。永正11年従三位。内大臣をへて天文(てんぶん)2年関白,氏長者となるが,翌年辞任。弘治(こうじ)元年従一位,同年出家。外祖父の三条西実隆(さねたか)から「源氏物語」をまなび,注釈書「孟津(もうしん)抄」をあらわした。文禄(ぶんろく)3年1月5日死去。88歳。通称は九条禅閤。法名は行空,恵空。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「九条稙通」の解説

九条稙通 (くじょうたねみち)

生年月日:1507年1月11日
戦国時代;安土桃山時代の公卿
1594年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android