九百(読み)くひゃく

精選版 日本国語大辞典 「九百」の意味・読み・例文・類語

く‐ひゃく【九百】

〘名〙 (一貫文に一〇〇文足りないの意から) 愚鈍な人をあざけっていう語。普通の人よりも少し能力が劣っていること。おろか者。ばか。あほう。うすのろ。
随筆塩尻(1698‐1733頃)七一「陳無忌云、世人以痴為九百、謂其精神不一レ足(愛日斎叢抄)」

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デジタル大辞泉 「九百」の意味・読み・例文・類語

く‐ひゃく【九百】

《一貫に百文足りないの意から》愚かな者をあざけっていう語。天保銭てんぽうせん

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