亀嵩(読み)かめだけ

日本大百科全書(ニッポニカ) 「亀嵩」の意味・わかりやすい解説

亀嵩
かめだけ

島根県南東部、仁多(にた)郡奥出雲(おくいずも)町の一地区。旧亀嵩村。雲州そろばん(うんしゅうそろばん)の発祥地で、100年の歴史があり、現在も手作りのそろばんを特産する。地区のはずれに亀嵩温泉が湧(わ)く。国道432号が通じ、JR木次(きすき)線亀嵩駅がある。なお、亀嵩は松本清張小説『砂の器』で取り上げられていて、その記念碑がある。

[編集部]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亀嵩」の意味・わかりやすい解説

亀嵩
かめだけ

島根県東部,奥出雲町中北部の集落。旧村名。 1955年近隣町村と合体して仁多町となり,2005年横田町と合体して奥出雲町となった。雲州そろばんの発祥地で,現在も家内工業により高級品を製造する特産地。 JR木次 (きすき) 線亀嵩駅がある。

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世界大百科事典(旧版)内の亀嵩の言及

【仁多[町]】より

…島根県東部,斐伊(ひい)川上流の小盆地に位置する仁多郡の町。1955年三成町と布勢,亀嵩(かめだけ),三沢,阿井の4村が合体,改称。人口9015(1995)。…

※「亀嵩」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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