了然元総尼(読み)りょうねん げんそうに

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「了然元総尼」の解説

了然元総尼 りょうねん-げんそうに

1646-1711 江戸時代前期-中期尼僧
正保(しょうほ)3年生まれ。黄檗(おうばく)宗。医師松田晩翠と離婚後,東福門院の孫につかえる。27歳で京都宝鏡寺の理忠女王について出家。のち江戸で白翁道泰にその美貌のため入門をことわられると,顔をやいてゆるされたという。武蔵(むさし)落合(東京都)に泰雲寺をひらいた。正徳(しょうとく)元年9月18日死去。66歳。京都出身。俗名は総(ふさ)。号は大休。
格言など】いける世に捨てて焼く身やうからまし終(つひ)の薪とおもはざりせば(顔をやいて白翁にしめした歌)

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android