予参・預参(読み)よさん

精選版 日本国語大辞典 「予参・預参」の意味・読み・例文・類語

よ‐さん【予参・預参】

〘名〙
① (━する) ある物事にかかわりをもつこと。関係すること。また、その人。参与。〔後漢書‐蔡倫伝〕
② (━する) 参集する人の中に加わること。多くの人の中に参加して、その仲間にはいること。また、その人。参列
延喜式(927)一八「凡諸節会。五位已上預参之後、不謝座謝酒之礼、及離本列意左右者、莫当目祿
③ 江戸時代、将軍上野寛永寺や芝の増上寺へ参拝に出かける日に、先に寺へ行って警護雑務などをつかさどった役。また、その役の武士。〔随筆安斎随筆(1783頃)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android