事の心(読み)ことのこころ

精選版 日本国語大辞典 「事の心」の意味・読み・例文・類語

こと【事】 の 心(こころ)

① 言っている内容事柄意味趣意
古今(905‐914)仮名序「ちはやぶる神世には、うたのもじもさだまらず、すなほにして、事の心わきがたかりけらし」
② 事の子細。実情事情
源氏(1001‐14頃)明石「対面(たいめ)して、事の心とり申さん」

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デジタル大辞泉 「事の心」の意味・読み・例文・類語

こと‐の‐こころ【事の心】

事の意味や趣意。
神代には、歌の文字も定まらず素直にして、―分きがたかりけらし」〈古今・仮名序〉
内情。事情。
「この―知れる人、女房の中にもあらむかし」〈柏木

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