二・弐(読み)に

精選版 日本国語大辞典 「二・弐」の意味・読み・例文・類語

に【二・弐】

〘名〙
① 数の名。一に一を加えた、一の次の数。ふたつ。ふた。ふう
万葉(8C後)一六・三八二七「一二の目のみにはあらず五六三四さへありけり双六の采(さえ)」 〔論語‐公冶長
② 一の次の順位にあること。事柄順序を表わす。二番目。第二番。つぎ。あと。
大和(947‐957頃)二三「陽成院の二のみこ、後蔭の中将のむすめにとしごろすみたまひけるを」
③ (弐) 大宰府次官。大弐、少弐の別がある。〔令義解(718)〕
④ 「に(二)の糸」の略。
湯島詣(1899)〈泉鏡花〉二七「勿論三が下るものやら二が上るものやら、節は伸すもんだか縮めるもんだか、少しも知らない」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

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