二尊(読み)ニソン

デジタル大辞泉 「二尊」の意味・読み・例文・類語

に‐そん【二尊】

浄土教で、釈迦しゃか仏と阿弥陀仏。また、過去仏である釈迦と当来仏である弥勒みろく
阿弥陀三尊うち観音勢至の二菩薩ぼさつ

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二尊」の意味・読み・例文・類語

に‐そん【二尊】

[1]
[一] 仏語
(イ) 浄土教で、阿彌陀仏釈迦仏とをいう。また、彌陀三尊のうち、脇侍の観音・勢至の二菩薩をさすことがある。
※尊号真像銘文(1255)本「釈迦・彌陀の二尊の勅命にしたがひて」
(ロ) 釈迦仏と当来仏彌勒。〔書言字考節用集(1717)〕
[二] 伊弉諾尊(いざなぎのみこと)伊弉冉尊(いざなみのみこと)二神
[2] 〘名〙 父と母。両親
狂文四方あか(1787か)下「二尊堂にいまし、妻子室にみてり」

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とっさの日本語便利帳 「二尊」の解説

二尊

▽釈迦(しゃか)、阿弥陀(あみだ)

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