二月堂机(読み)にがつどうづくえ

世界大百科事典(旧版)内の二月堂机の言及

【机】より

…漢字ではもと几(き)と書き,これは脚付きの四角い台を描いた象形文字から発しているが,日本語の〈つくえ〉は〈坏居(つきう)え〉の意味で,元来は坏(食物を入れた器)を載せる食卓を意味している。後に文机や経机が出てくると,しだいに〈つくえ〉といえばこれらを指すようになったが,現在でも東大寺の修二会のときに僧たちが食事をするのには几形の食卓を用いており,二月堂机とよばれている。文机,前机,経机とも形は似ているが,前机は甲板の下の幕板の部分に彫刻の装飾が付くものが多い。…

※「二月堂机」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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