二月(読み)ニガツ

デジタル大辞泉 「二月」の意味・読み・例文・類語

に‐がつ〔‐グワツ〕【二月】

一年の2番目の月。1月の次、3月の前。きさらぎ 春》「波を追ふ波いそがしき―かな/万太郎
[類語]如月きさらぎ如月じょげつ令月れいげつ芽月めづき雪消ゆきぎづき花朝かちょう夾鐘きょうしょう恵風けいふう仲春ちゅうしゅん仲陽ちゅうようなかはる

じ‐げつ【二月】

にがつ」に同じ。
梅花を折って頭にさせば―の雪衣に落つ」〈謡・高砂

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二月」の意味・読み・例文・類語

じ‐げつ【二月】

〘名〙 (「じ」「げつ」はそれぞれ「二」「月」の漢音) 二月(にがつ)のこと。
※和漢朗詠(1018頃)上「梅花を折って頭に挿めば 二月(じぐつ)の雪衣に落つ〈橘在列〉」 〔日葡辞書(1603‐04)〕
[補注]挙例はいずれも「二月(じげつ)の雪」であるが、白梅落花仲春に降る雪と見立てる表現は「白居易‐二月五日花下作」の「二月五日花如雪」に発想を得たものである。

に‐がつ ‥グヮツ【二月】

〘名〙 一年の第二番目に当たる月。一月の次、三月の前の月。節分初午祭涅槃会(ねはんえ)などの行事がある。きさらぎ。にがち。《季・春》 〔文明本節用集(室町中)〕 〔杜牧‐山行詩〕

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