二枚貝(読み)にまいがい

精選版 日本国語大辞典 「二枚貝」の意味・読み・例文・類語

にまい‐がい ‥がひ【二枚貝】

〘名〙 体が左右二枚の貝がらでおおわれている軟体動物総称アサリハマグリホタテガイなど。頭がなく、眼も触角もない。足はくさび形。動物分類上では、足の形から斧足(おのあし)類、えらの特徴から弁鰓(べんさい)類などと呼ばれる。淡水汽水海水にすみ、世界に二万種以上が棲息食用になる種類が多く、アコヤガイなど真珠のとれるものもある。二枚貝類。
※旅‐昭和一八年(1943)終刊号・貝から見た南方圏〈高槻俊一〉「マドガヒといふ二枚貝(にマイガヒ)が〈略〉豊富に棲息し」

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デジタル大辞泉 「二枚貝」の意味・読み・例文・類語

にまい‐がい〔‐がひ〕【二枚貝】

二枚貝綱に分類される軟体動物の総称。体の左右に一対の貝殻があり、触角・目はなく、えらは弁状で二対あり、足は斧のような形をしている。アカガイホタテガイハマグリシジミなど。斧足おのあし・ふそく類。双殻類弁鰓べんさい類。

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栄養・生化学辞典 「二枚貝」の解説

二枚貝

 上下二枚の殻をもつ貝で,軟体動物門直体亜門ニマイガイ綱に属する.

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