二次洞窟(読み)ニジドウクツ

デジタル大辞泉 「二次洞窟」の意味・読み・例文・類語

にじ‐どうくつ【二次洞窟】

母岩ができて十分な時間が経ったあとで、物理的・化学的作用によって形成される洞窟海食洞鍾乳洞など。→一次洞窟

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の二次洞窟の言及

【洞窟】より

…ほとんど物理的な破壊作用だけで形成される洞窟には,海岸の崖に衝突する波の力でできる海食洞がある。いずれにしても,これらの洞窟は,母岩の誕生よりはるかに遅れて形成をはじめ,しだいに成長して壮年期を迎え,やがて老化してなくなってしまうので,一括して二次洞窟と呼ばれる。これに対して一次洞窟とは,母岩と洞窟との年齢が等しく,誕生したのちに洞窟が二次的な成長をしないものをいい,火山の作用でつくられる溶岩洞(溶岩流が冷却するとき,中央部に空洞が生じることによってできるもので,溶岩トンネルとも呼ばれる)のみがこれに該当する。…

※「二次洞窟」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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