二次電子収率(読み)にじでんししゅうりつ

世界大百科事典(旧版)内の二次電子収率の言及

【電子放出】より

…このような過程を経てエネルギーを得た電子が固体表面に達し,そのエネルギーが真空準位のエネルギーより高い場合には,その電子は二次電子として真空中に放出される。一次電子エネルギーが低すぎると,固体内の電子に十分エネルギーを与えられないので,一次電子1個当りの二次電子の数(二次電子収率という)は下がる。また一次電子のエネルギーが大きすぎると,一次電子は固体の中のほうにまで入るので固体表面から飛び出る二次電子の数は減り,収率は下がる。…

※「二次電子収率」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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