二次(読み)ニジ

デジタル大辞泉 「二次」の意味・読み・例文・類語

に‐じ【二次】

第2回。2番目。「二次募集」
ある物事現象が、本来のものに対して付随する関係にあること。副次。「二次利用」
数学で、式・関数などの未知数の最高次数が2であること。「二次式」

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「二次」の意味・読み・例文・類語

に‐じ【二次】

〘名〙
① (「第二次」の略) 第二回。二番目。二度。二回。
米欧回覧実記(1877)〈久米邦武〉二「黄昏より院の庭前に烟花を揚ぐ、毎週日に一次、或は二次に及ぶこともあり」
② ある事物や現象などが、他の根本的なものに対して、付随した関係にあること。副次。
祭りの場(1975)〈林京子〉「被爆地の二次放射線を致死量以上に受け」
③ 数学で、整式整関数代数方程式などの次数が二であること。〔数学ニ用ヰル辞ノ英和対訳字書(1889)〕

に‐の‐つぎ【二次】

〘名〙 二番目。その次。あとまわし。
黄表紙・高漫斉行脚日記(1776)中「花をならへば花は二のつぎにて、銀の花いけ宣徳のひろ口などでいけ」

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