二足(読み)にそく

精選版 日本国語大辞典 「二足」の意味・読み・例文・類語

に‐そく【二足】

〘名〙
① (二本の足を持っているところから) 鳥類別称
驢嘶余(室町末)「山徒法師并中方妻帯衆、禁四足二足魚」 〔爾雅‐釈鳥〕
② はきもの二対(につい)
仏語。福足と智足。六波羅蜜の前の五つを福足、智慧般若)を智足とするもの。〔三蔵法数‐五〕

に‐の‐あし【二足】

〘名〙
① 歩きはじめる際の二歩目。
② (「にのあし(二足)を踏む」の意) ためらうこと。躊躇(ちゅうちょ)すること。しりごみ。
※浄瑠璃・堀川波鼓(1706頃か)下「けふは延引せまいかといへば皆二の足にぞ成にける」
太刀佩用する際に、足緒足革などを通すための金具で、鞘口から遠い方のもの。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「二足」の意味・読み・例文・類語

に‐そく【二足】

履物の2対。
足が2本であること。「二足歩行」
鳥類のこと。
「四足―ヲ食スル」〈日葡

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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