二重回し(読み)ニジュウマワシ

デジタル大辞泉 「二重回し」の意味・読み・例文・類語

にじゅう‐まわし〔ニヂユウまはし〕【二重回し】

男性用の和装防寒コート。インバネスの和装化したもので、袖ぐりが大きくあき、ケープ風の袖がついている。とんび。 冬》

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改訂新版 世界大百科事典 「二重回し」の意味・わかりやすい解説

二重回し (にじゅうまわし)

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百科事典マイペディア 「二重回し」の意味・わかりやすい解説

二重回し【にじゅうまわし】

インバネス

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世界大百科事典(旧版)内の二重回しの言及

【インバネス】より

…大阪の豪商松本重太郎は1870年(明治3)に,心斎橋通りでトンビ商を開いた。明治中期には二重回しとも言い,丈も変化し,黒地から縞物へ,また襟にラッコの毛皮をつけるのも流行した。その後,インバネスは20世紀に入ってからの西欧では日常服に用いず,燕尾服用コートとなった。…

【コート】より

…外出着ではないが,室内で老人や子どもの用いていたものに被布(ひふ)があった。マントの系列には,明治時代に男性に用いられたラシャのとんび,二重回し,インバネスなどがあった。はじめてコートの名で呼ばれたものは,明治末に流行した東(あずま)コートで,ラシャや黒八丈で作られ,袖,衿がつき対丈であった。…

※「二重回し」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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