二階堂進(読み)にかいどうすすむ

百科事典マイペディア 「二階堂進」の意味・わかりやすい解説

二階堂進【にかいどうすすむ】

政治家。鹿児島県生れ。アメリカの南カリフォルニア大学卒業。1946年から1996年まで衆議院議員日本協同党自由民主党などに所属し,当選16回)を務める。1966年から1967年に第1次・第2次佐藤栄作内閣の科学技術庁長官兼北海道開発庁長官,1972年から1974年には第1次・第2次田中角栄内閣内閣官房長官歴任し,自由民主党の党内では1974年,および1981年から1983年に党幹事長,1984年から1986年には党副総裁を務めている。田中角栄側近として長く田中を支え,田中派(1987年以降の二階堂グループ)を率いたりすることもあったが,1976年にロッキード事件で田中が逮捕されると,自らも〈灰色高官〉として追及を受けた。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「二階堂進」の解説

二階堂進 にかいどう-すすむ

1909-2000 昭和後期-平成時代の政治家。
明治42年10月16日生まれ。昭和21年衆議院議員(当選16回,自民党)。田中角栄の腹心となる。科学技術庁長官をへて,47年第1次田中内閣の官房長官。のち党の幹事長,総務会長,副総裁などを歴任。日中国交正常化につとめたが,51年のロッキード事件では灰色高官とされた。平成12年2月3日死去。90歳。鹿児島県出身。南カリフォルニア大卒。

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